高速道路の料金は、建設にあたって借り入れた資金やその利息にあたるものなどを、一定の期間内に償還するために必要な金額をまかなうために、他の交通機関の運賃と比較して公正で妥当な水準の範囲内で決定されているものです。
本来であれば、東名高速道路、中央自動車道などの路線ごとに、あるいは建設した区間ごとに、それぞれ料金を決定して徴収すればよいのですが、これでは交通量が多く採算性のよい路線ほど割安に、地方を結ぶような採算性の悪い路線ほど割高となってしまい、全国を高速道路で結んで均衡ある発展を目指すという趣旨が果たされなくなってしまいます。
このために設けられたのが料金プール制であり、全国の高速道路をいわば1本の道路とみなして、その全体の建設などのためにかかる費用を、全体で得られた料金収入をもってまかなうという制度となっています。
この制度によって、東名高速道路などの採算性のよい路線の収益が地方の不採算路線にも流れることになるため、ドライバーは全国どこでもほぼ同一水準の料金で通行することができるというメリットを享受することができるのです。
ただし、必要となる建設費と受益の大きさなどを考慮して、関越トンネルや関門橋などでは特別な料金体系が設けられており、この制度の例外となっています。